吉野神宮

(吉野郡吉野町)吉野神宮は明治22年(1889)に吉野宮として創始されました。その後、吉野神宮に改称され、現在の社殿は大正時代以降に整えられたものです。明治天皇の強い思いで創建されたお社ということで、国家管理のもと、総檜造の大変立派な社殿となっています。明治25年(1892)には、後村上天皇が彫られたと伝わる後醍醐天皇の御宸像が吉水神社より遷され、現在も本殿で大切にお祀りしております。 社殿は京都への帰還を熱望された後醍醐天皇の思いに応えて北面し、御神座から一直線に幣殿、拝殿、神門が、大鳥居をつき抜けて京都を望む配置になっています。古今の神社建築の粋を集めた、総桧造りの見事な建物です。

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