モデルコース

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「平城宮跡」をめぐる 3時間コース

和銅3年(710年)に藤原京より遷都された平城京の中心であった「平城宮(へいじょうきゅう)」の宮跡で、1998年(平成10年)には「古都奈良の文化財」の構成資産の1つとして、世界遺産に登録されました。長期間にわたって調査や復原整備が進められており、東西1.3km、南北1kmの広大な敷地に第一次大極殿、朱雀門などが復原されています。2018年(平成30年)には5つの複合施設を含む「朱雀門ひろば」がオープンし、平城宮跡歴史公園(正式には「国営飛鳥・平城宮跡歴史公園 平城宮跡区域」)となりました。四季の移り変わりを感じられる自然の風景や、1年を通じて行われる多彩なイベントも見どころです。

エリア

平城宮跡・佐紀 佐保路

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奈良市総合観光案内所

奈良市総合観光案内所

奈良市総合観光案内所

JR奈良駅旧駅舎は平成21年7月25日、奈良市総合観光案内所としてオープンしました。外国語観光案内、インターネットに接続した観光情報検索コーナーもあります。

▶JR 奈良駅バス乗り場西口13番または近鉄奈良駅バス乗り場11番から、奈良交通バス「朱雀門ひろば前」下車 ▶JR奈良駅から徒歩5分の「油坂船橋商店街」停留所から、ぐるっとバス「朱雀門ひろば前」下車 ▶近鉄奈良駅から ぐるっとバス「朱雀門ひろば前」下車 ▶近鉄大和西大寺駅南口から ぐるっとバス「朱雀門ひろば」下車 ▶近鉄大和西大寺駅南口から 奈良交通バス「朱雀門ひろば前」下車 : 公共交通機関

平城宮いざない館

平城宮いざない館

平城宮いざない館

朱雀門ひろばにある5つの館のうちの1つで、奈良時代の平城宮を体感しながら平城宮跡全体の歴史や概要を知ることができるガイダンス施設。平城宮全域の復原模型(1/200)や大型映像、平城宮一日絵巻など、往時の平城宮に入り込んだような空間の中で、奈良時代の雅な世界や人々の暮らしを分かりやすく学ぶことができます。平城宮跡内で発掘された出土品や資料の展示、第一次大極殿復原にあたり製作された構造模型(1/5)も見応えがあります。

徒歩

朱雀門ひろば

朱雀門ひろば

朱雀門ひろば

「朱雀門ひろば」は、平城宮跡の朱雀門前に2018年(平成30年)に完成した複合施設で、朱雀大路の両側に並ぶ5つの館と芝生広場などの屋外スペースを合わせた広大な公園です。1300年前の奈良時代に祝祭が行われていた広場は、平城宮跡歴史公園を楽しむ拠点として現代によみがえりました。奈良時代の平城宮の模型などが見られるガイダンス施設「平城宮いざない館」、休憩スペースやキッズスペースのある「天平みつき館」、レストランとカフェがある「天平うまし館」、観光案内所、修学旅行など団体客の集合スペース「天平つどい館」、展望デッキやVRシアターがある「天平みはらし館」があります。また、屋外には朱雀門ひろばのシンボルとして「復原遣唐使船」が設置されています。

徒歩

朱雀門

朱雀門

朱雀門

平城宮の正門「朱雀門」。ここから平城宮の入口の羅城門まで、道幅約75mもの朱雀大路がまっすぐ続いていました。朱雀門の左右には、高さ6mの築地塀(土を突き固め造った塀)がめぐり、約1km四方の広さを持つ平城宮を取り囲んでいました。かつて門前では、元日や外交使節の送迎の際に儀式が行われたほか、都の男女が恋の歌をかけあう歌垣(うたがき)なども催されました。現在の朱雀門は1998年(平成10年)に復原されたもので、間口約25m、高さ約20mの入母屋二重構造です。

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平城宮跡資料館

平城宮跡資料館

平城宮跡資料館

奈良文化財研究所が、1959年(昭和34年)から今日まで続けている平城宮・京跡の発掘調査の成果を展示する資料館。常設展示では、平城宮跡の出土品のほか、当時の役所や宮殿内部を再現したジオラマなどもあり、奈良時代の人々の暮らしを知ることができるほか、年に数回ほど企画展・特別展が開催され、奈良文化財研究所の最新の研究成果も展示公開されます。 (写真提供=奈良文化財研究所)

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第一次大極殿

第一次大極殿

第一次大極殿

大極殿は、天皇の即位式や外国使節との面会など、国の最も重要な儀式のために使われていた平城宮最大の宮殿でした。2010年(平成22年)に復原された現在の建物は、正面約44m、側面約20m、地面より高さ約27m。天皇の玉座である高御座(たかみくら)、小壁の彩色なども見どころの内部を見学することができます。この第一次大極殿を含む南北約320m、東西約180mの広大な区間は、平城宮の中心施設であった「第一次大極殿院」として計画的に整備が進められています。大極殿を取り囲む「築地回廊」「大極門(南門)」「東西楼」も、工事現場を公開しながら長期にわたり復原整備、順次公開されます。 ※大極門(南門)復原は、2022年(令和4年)3月完成

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遺構展示館

遺構展示館

遺構展示館

発掘調査で検出された遺構そのものを、覆屋(おおいや)と呼ばれる保護施設の中で保存・展示しています。また、井戸枠や木樋(もくひ)などの出土した遺物や、調査研究を基に復原した内裏(天皇のすまい)などの建物模型も見応えがあります。第一次大極殿、朱雀門、東院庭園と同様に、文化庁が設置・所有する施設です。

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東院庭園

東院庭園

東院庭園

「東宮」あるいは「東院」と呼ばれた平城宮跡東の張り出し部分に位置する、優美な庭園。L字型の池を中心に、皇族らが宴会や儀式を行う迎賓館のような役割を果たしていたと考えられています。1967年(昭和42年)に庭園の遺構が発見され、長年の研究成果をもとに1998年(平成10年)に復原されました。2010年(平成22年)には、特に貴重な古代庭園として特別名勝に指定されました。