柳生街道

柳生街道|静寂、古道、体感の写真
柳生街道|静寂、古道、体感の写真
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柳生街道|静寂、古道、体感の写真

 柳生街道は、春日山と高円山の谷あいの道を通り、奈良市市街地から柳生へと通じる古道です。沿道に誓多林(せたりん)、大慈仙(だいじせん)、忍辱山(にんにくせん)など、インドの聖地に見立てた仏教由来の地名が今でも残っていることから、奈良・平安時代には既に仏教の修業の場となっていたと考えられます。 そして今から約450年前に柳生新陰流が興されて以来、「柳生の剣」を求める武士が柳生街道を通って柳生の里へと足を運んだと言われています。コースや場所によって様々な時代・風景・自然の表情を感じることができます。柳生街道へぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。 【オススメコース】 ①滝坂の道 奈良市市街地からスタートした場合に、柳生街道の前半にあたるのが滝坂の道。不ぞろいの石を敷き詰めた石畳がある風情豊かなコースです。石畳は、柳生家が将軍家の兵法指南役となり大名となった頃に、街道の行き来を良くしようと改修工事が行われた名残だと考えられています。道沿いには石仏が点在し、今も昔も柳生街道を行きかう人々を静かに見守っています。凛と澄んだ空気を感じ、川のせせらぎや木々のざわめきを聞きながら歩むことができるこの道は、いつ訪れても気持ちを清めてくれます。 ②剣豪の道 円成寺から剣聖の里柳生へ続くコースです。なつかしい雰囲気を感じる里の中を通り、急坂「かえりばさ峠」へと続きます。眼下一面に広がる田園風景が特におすすめのポイントです。春には田植えが終わった田んぼがまるで草原のように広がり、秋には稲穂が金色に輝き、円成寺周辺の紅葉も美しく色づきます。 ③柳生・笠置の道 伝説の多く残る「十兵衛杉」や「あたやの石仏」を見学できる柳生のバス停から、笠置の歴史を感じることができるJR笠置駅へ向かうコースです。巨石・奇石の数々が今なお特異な景観を残すこのコースは、自分のペースでじっくり楽しみたい方におすすめです。

詳細情報

Webサイト http://www.city.nara.lg.jp/www/contents/1491521083688/index.html
問合せ 0742-93-0001 (奈良市東部出張所) 0742-94-0002 (柳生観光協会)

地図・アクセス