海龍王寺

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天平3年(731年)海龍王寺は、遣唐使の留学僧として唐に渡った玄昉(げんぼう)が一切経五千余巻と新しい仏法とを無事に我が国にもたらすことを願うため、また平城宮の東北(鬼門)の方角を護るために光明皇后によって創建されました。玄昉が帰国の途中、東シナ海で暴風雨に襲われた際、「海龍王経」を一心に唱えたところ、九死に一生を得て無事に帰国を果たしたことより遣唐使の渡海安全祈願を営むようになり、寺号が海龍王寺と定められました。初代住持となった玄昉は、海龍王寺を天皇家の私寺である平城宮内道場と定めました。また同時期に写経も盛んに行われ、光明皇后・弘法大師も写経をされており、現在も弘法大師筆とされる般若心経(隅寺心経、すみでらしんぎょう)が伝えられています。 創建当時の建物は五重小塔(国宝)・西金堂(重文)が残り、本堂には、寺門勅額(重文)・鎌倉時代に造立された十一面観音立像(重文)・文殊菩薩立像(重文)などが安置されています。

詳細情報

住所 〒630-8001 奈良市法華寺町897
Webサイト https://www.kairyuouji.jp/
利用時間

9:00~16:30(特別公開時は9:00~17:00)

休業日

8月12日~17日、12月24日~31日(行事のため閉門)

駐車場

普通車10台(拝観者は無料)

利用料金

大人:500円 大学:500円 高校:200円 中学:200円 小学:100円 特別公開   大人:600円 大学:600円 高校:300円 中学:300円 小学:100円

利用料金(団体)

団体料金適用 30名以上1割引き

問合せ 0742-33-5765(海龍王寺)
バリアフリー

なし

障害者割引

本人に関しては無料(手帳提示)、団体に関しては問い合わせを

高齢者割引

奈良市 ななまるカード(老春手帳)持参で割引

イベント

四海安穏(しかいあんのん)祈願法要:4月18日  龍王まつり:9月3日 布薩の行法(ふさつのぎょうほう):11月の第1土曜

花だより

雪柳:3月下旬~4月中旬 境内一円

国宝

五重小塔   重文:寺門勅額、十一面観音立像、文殊菩薩像、舎利塔、毘沙門天画像、西金堂、経蔵

特別開扉

3月23日~4月7日:春季特別公開・国宝十一面観音特別開帳・隅寺心経他 5月1日~9日: 上記に準ずる 10月25日~11月10日: 秋季特別公開・国宝十一面観音特別開帳・隅寺心経他 (公開の日程・公開品は変わることがあります)

アクセス・バス乗り場 JR奈良駅・近鉄奈良駅から 西大寺駅行バスか航空自衛隊前行バスで14分「法華寺前」下車、徒歩1分。 もしくは、近鉄大和西大寺駅からJR奈良駅行バス10分「法華寺前」下車、徒歩1分。

地図・アクセス