モデルコース
「高畑」をめぐる 3時間コース
ならまち東エリア「高畑」は、鎌倉時代から春日大社の神官ら(社家)の住まいが集まっていた場所で、住居を囲んだ古い土塀が今も所々に残っています。 その後、大正から昭和初期の頃には芸術家たちの拠点となりました。 『暗夜行路』などを執筆し「小説の神様」と呼ばれていた作家の志賀直哉が、東京の次に長く暮らしたのが、この地でした。
エリア |
高畑 |
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奈良市総合観光案内所
不空院
不空院
春日山を背に不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)を本尊とする真言律宗の古刹。「大乗院寺社雑事記」などによると、不空院には奈良時代、中国から渡来された鑑真和上が住まわれたとの記述があり、平安時代・弘仁年間(810-824年)に弘法大師空海が、興福寺南円堂のひな形として、ここ不空院に八角円堂の建立を提案し、願文を書かれたと伝えられています。鎌倉時代、南都の戒律復興の時期には、八角円堂に本尊不空羂索観音が安置されました。不空院・円晴、西大寺・叡尊、唐招提寺・覚盛、西方院・有厳の四律僧がここで戒律を講じ、多くの衆生に戒を授けたと言われています。また、別称「福井之大師」(福井は 不空=福 に発する旧土地名)と呼ばれ、女人救済の寺としても信仰を集めています。
新薬師寺
新薬師寺
新薬師寺は、天平19年(747)に、聖武天皇の病気平癒を祈って光明皇后により創建され、7体の薬師如来像が安置されたと言われています。かつては七堂伽藍が整った壮大な寺院で、創建当初の建造物として本堂(国宝)が今に残ります。東門・南門・鐘楼・地蔵堂はいずれも鎌倉時代に建立され、重要文化財に指定されています。本堂内には円形の土壇が築かれ、壇上には本尊薬師如来坐像(木造・国宝)と、それを囲む日本で最古最大の十二神将立像(塑像・国宝)が安置されています。
入江泰𠮷記念 奈良市写真美術館
入江泰𠮷記念 奈良市写真美術館
入江泰𠮷記念奈良市写真美術館は、約半世紀にわたり、奈良の風景や仏像を撮り続けた写真家・入江泰𠮷氏が、全作品を奈良市に寄贈されたことをきっかけに開館した写真専門の美術館です。設計は黒川紀章氏が行い、入江氏の作品展示を中心に、他の写真家の作品も企画展として行います。ハイビジョンでも作品を鑑賞できます。
頭塔
頭塔
奈良時代の13個の石仏が3段にわけて配置されています。いずれも天蓋を有しているのが特徴で、美術的価値も高いものです。 ※現在、見学者用デッキの老朽化により、公開しておりません。(再開時期未定)